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父は空 母は大地 (midori )

新聞を読んでいて心がギュッとなった。
その文章について調べてみた。


(以下抜粋)  ※は略

1854年
アメリカの第14代大統領フランクリン・ピアスは
インディアンたちの土地を買収し
居留地をあたえると申しでた。
1855年
インディアンの首長シアトルは
この条約に署名。

これは シアトル首長が大統領に宛てた手紙である。

       ※

どうしたら 空が買えるというのだろう?
そして 大地を。
わたしには わからない。
風の匂いや 水のきらめきを
あなたはいったい どうやって買おうというのだろう?


すべて この地上にあるものは
わたしたちにとって 神聖なもの。
松の葉の いっぽん いっぽん
岸辺の砂の ひとつぶ ひとつぶ
深い森を満たす霧や 
草原になびく草の葉
葉かげで羽音をたてる 虫の一匹一匹にいたるまで
すべては 
わたしたちの遠い記憶のなかで
神聖に輝くもの。


わたしの体に 血がめぐるように
木々のなかを 樹液が流れている。
わたしは この大地の一部で
大地は わたし自身なのだ。

       ※    

わたしが立っている この大地は
わたしの祖父や祖母たちの灰から できている。
大地は わたしたちの命によって 豊かなのだ。


それなのに 白い人は
母なる大地を 父なる空を
まるで 羊か 光るビーズ玉のように 
売り買いしようとする。
大地を むさぼりつくし
後には 砂漠しか残さない。

白い人の町の景色は わたしたちの目に痛い。
白い人の町の音は わたしたちの耳に痛い。

       ※ 

わたしには わからない。
白い人には なぜ
煙を吐いて走る 鉄の馬のほうが 
バッファローよりも 大切なのか。
わたしたちの 命をつなぐために
その命をくれる バッファローよりも。

わたしには あなたがたの望むものが わからない。

       ※

大地は わたしたちに属しているのではない。
わたしたちが 大地に属しているのだ。

       ※

ひとつだけ 確かなことは
どんな人間も 
赤い人も 白い人も 
わけることはできない ということ。
わたしたちは結局 おなじひとつの兄弟なのだ。
わたしたちが 大地の一部であるように
あなたがたも また この大地の一部なのだ。
大地が 
わたしたちにとって かけがえがないように
あなたがたにとっても かけがえのないものなのだ。

だから 白い人よ。
わたしたちが 
子どもたちに 伝えてきたように
あなたの子どもたちにも 伝えてほしい。
大地は わたしたちの母。
大地にふりかかることは すべて 
わたしたち
大地の息子と娘たちにも ふりかかるのだと。


あらゆるものが つながっている。
わたしたちが この命の織り物を織ったのではない。
わたしたちは そのなかの 一本の糸にすぎないのだ。

       ※





全文はこちらをごらんください 「父は空 母は大地」


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